大阪精工株式会社は、自然豊かな生駒山系の麓に位置する本社工場と、古都奈良・斑鳩の里に近接する奈良工場、及び日本海響灘を望む九州工場それぞれの立地条件を踏まえ、環境保全活動を通じて行政、地域とのコミュニケーションを図り地域社会に貢献すると共に、地球環境保全が、人類にとって緊急かつ重要な課題であることを認識し、地球環境保全への取り組みを、経営の最重要課題の一つとして取り上げています。
地球環境保全のためには、今までの大量使用、大量廃棄のシステムから、リサイクル(再利用)、リユース(再使用)、リデュース(削減)といった考え方を優先する循環型システムへの移行が必須です。
そうした観点から、環境管理システムを確実なものとし、当社のあらゆる事業活動や製品・サービスを見直し、環境への負荷の低減に努めることを目的に、次に掲げる活動を推進します。
当社での温間制御加工により鋼の結晶粒度を1μm以下にすることが可能になり強度900MPa以上の高強度でありながら、冷間鍛造が可能な素材の製造に成功。鋼線製造時の「球状化焼鈍」、お客様による冷間鍛造加工後の「焼入・焼戻し処理」または「浸炭焼入・焼戻し処理」、「ベーキング処理」の工程が省略でき、CO2排出削減に繋がります。また合金元素を添加しない素材を用いるため、リサイクル性に富み、地球環境保護にも配慮しています。
RO膜を利用した排水再利用設備を導入し、排水をろ過し再利用しています。水使用量を削減することにより、地球環境の保護に取り組んでいます。